こんにちは!FX歴5年・少額スイングトレード実践中のTパパです。
今回は、200EMAとボリンジャーバンドの組み合わせについて解説していこうと思います。
結論から言うと、200EMA×ボリンジャーバンドの組み合わせは非常に優秀なトレンド手法です。
「たった2つのインジケーターでこんなに相場が見えるのか!」と感じたほど、トレンドの継続・反転ポイントが明確になり、迷いが減りました。
- どんな場面で有効なのか
- どうやってエントリー・利確判断をしているのか
- 実際のチャート例で詳しく解説
これら3つを初心者にもわかりやすく解説していきます。
シンプルかつ勝率の高い組み合わせを探している方は、ぜひ参考にしてみてください!
目次
200EMA×ボリンジャーバンドとは?

そもそも200EMAとは?
200EMA(指数平滑移動平均線)は、直近の価格にウェイトを置いて平均値を算出する移動平均線です。
特に「200」という期間は、中長期トレーダーが意識する基準線として世界中で使われています。
- 価格が200EMAより上 → 買い優勢(上昇トレンド)
- 価格が200EMAより下 → 売り優勢(下降トレンド)
📍このように200EMAは、機関投資家やプロも注目しているためラインがサポレジとして意識されやすいのが最大の強みです。
ボリンジャーバンドの基本
ボリンジャーバンドは、価格の標準偏差(σ)を使ってバンドを表示するインジケーターです。
特徴としては以下の通り⇩
- ±1σ内に収まる確率:68%
- ±2σ内に収まる確率:95%
- ±3σ内に収まる確率:99.7%
つまり、価格が±2σや3σを超えてくると「行き過ぎ」と判断されることが多く、逆張りポイントやトレンド継続の判断にも使えます。
なぜこの2つを組み合わせると強いのか?
✔️ 200EMAが「大局のトレンドを判断する軸」
✔️ ボリンジャーバンドが「押し目・戻り目の精度を上げるフィルター」
この2つを組み合わせることで、以下のようなシンプルかつ再現性の高い戦略が実現できます。
状況 | 読み方 | 戦略 |
---|---|---|
価格が200EMAより上で、ボリバン下限(−2σ)に到達 | 上昇トレンド中の押し目 | 買いエントリー狙い |
価格が200EMAより下で、ボリバン上限(+2σ)に到達 | 下降トレンド中の戻り目 | 売りエントリー狙い |
この手法の良い所は、トレンド相場で逆張りしないための判断材料として使えるので順張りしたい方におすすめです。
200EMA×ボリバンが効果的な相場とは?
トレンド相場での使い方
この手法が最も力を発揮するのは「明確なトレンド相場」です。
条件としてはこんな感じです⇩
✔️ 200EMAが右肩上がり or 右肩下がりで角度がある
✔️ ローソク足が200EMAの片側で推移している
✔️ ボリンジャーバンドの±2σに価格が当たったタイミングだけでは逆張りしない(根拠が重なる場合や順張りならOK)
この条件下では、押し目・戻り目をバンドで拾う戦略になります。
逆張りではなく「順張りの調整狙い」として使うことが成功のカギです。
レンジ相場での注意点
一方で、レンジ相場ではこの組み合わせは機能しづらいので注意が必要です。
例えば…
- 200EMAが横ばい(フラット)
- ローソク足がEMAを上下に行き来している
- バンドも横向きで広がりがない
このような状態では、トレンドフォロー型の判断が鈍りやすく、むしろバンドタッチで逆張りした方がうまくいくこともあります。
まずは「トレンドかレンジか」を最初に見極めることが最重要ポイントですね!
時間足の組み合わせ(4時間足×1時間足など)
この手法は単一時間足でも機能しますが、精度を高めたいならマルチタイムフレーム分析(MTF)との併用がおすすめです。
なぜ、マルチタイムフレーム分析を併用するのかというと
- 4時間足(環境認識):200EMAが右肩上がり → 上目線で固定
- 1時間足(エントリー):−2σタッチ+反発サイン → 買いエントリー
このように上位足でトレンドを確認し、下位足でタイミングを測ることで、より勝率の高いエントリーや再現性のあるトレードができるようになるからです。
📚こちらの記事でマルチタイムフレーム分析について詳しく解説しています⇩
実践パート|僕のエントリー条件とチャート例
エントリーの基本ルール
僕のエントリー判断は、とてもシンプルです。
✔️ 200EMAが明確なトレンド方向を示している(角度がある)こと
✔️ 価格がボリンジャーバンド±2σ付近にタッチまたはブレイクしていること
✔️ RSI過熱感やレジサポなどの根拠が複数重なること
これらの条件が揃ったときに、反発を狙ってエントリーします。
トレンド方向への順張りが基本ですが、あまりにも急角度で一時的に逆行しているときは、逆張りスキャルもアリだと思います。
損切りと利確ポイントの考え方
この考え方として、エントリーよりも大事なのが出口戦略(損切りと利確)です。
例として、僕は以下のようなルールを徹底しています。
- 損切りライン:エントリーした足の直近高値 / 安値の少し外側(3〜5pips)
- 利確ライン:直近の高安値手前やインジケーターの過熱感をチェックする
また、含み益が乗った場合は建値にストップを移動してリスクゼロ化することで、精神的な安定も得られます。
実際のトレード例(TradingView画像付き)
次に、実際のチャートで200EMA×ボリバンを使ったエントリー事例を紹介します。
事例①:上昇トレンド中の押し目買い

このチャートは、200EMA×ボリンジャーバンドを使った順張りの押し目買いです。
✔️トレード根拠のポイント:
• 200EMAが右肩上がり+価格も200EMAより上に位置しており、明確な上昇トレンドであることが分かったので買い目線で考える。
• ボリンジャーバンド-2σにタッチ後、バンドウォークが発生したので終了までエントリーを待つ。
• ローソク足がバンドウォーク終了のサインを形成したので買いエントリー。
✔️利確判断とポイント:
• 利確目標は直近高値の少し手前で利確。(チャート画像では利確位置より上に価格が伸びているが、ここでは欲張らずに確実に取ることを意識し、勝ちを積み上げるトレードを重視する)
• 赤丸3箇所も上記のトレード根拠と利確目標を繰り返し行っていく。
このように、200EMAでトレンド判断し、ボリンジャーバンドで反発タイミングを見極めることで無駄な逆張りを避けつつ、トレンド方向に沿ったエントリーが可能になります!
この手法を活かすには?|よくある失敗と改善ポイント
ここでは、200EMA×ボリンジャーバンド手法を活用する際にありがちな失敗例と、その改善策を解説していきます。
エントリーが早すぎる / 遅すぎる
この手法に慣れていないときに一番多いのが、「エントリーのタイミングミス」です。
特に多いのが、“反発しそう”という期待だけで飛び乗ってしまうパターン。
- −2σに触れた瞬間にロング → バンドウォーク継続で逆行
- ピンバーが出そうだからと確定前にエントリーしてしまう
- 慎重になりすぎて本当に良いタイミングを逃す
実際に「ここが底だ!」と思い、このような例に引っかかった方もいると思います。
僕も焦って飛び乗り、そのまま下落して損切りになったことが何回もありました。
では、どう対処するのかというと…
- 「バンドウォークが終わったサイン」を待つこと
→ たとえば下ヒゲピンバー、ローソク足のバンド離れなど - ローソク足の確定を待つ
→ 確定する前に動くと高確率でやられる - 一度だけでも上位足を確認して環境認識を取り直す
→大局のトレンド方向に逆らっていないか
⚠️ 反発してほしい気持ちが先行すると、つい飛び乗りたくなりますが、バンドウォーク中は売り(または買い)の勢いが残っている状態です。
そこをしっかり見極めて、「勢いが弱まったサイン」+「ローソク足の確定」を待てるかが勝敗の分かれ目になります。
まとめ|迷ったら200EMA×ボリバンだけでも十分勝てる
FXの手法は、インジケーターをいくつも組み合わせて複雑にしがちですが、結局のところ、“使いこなせるシンプルさ”が一番大事だと僕は思っています。
この手法(200EMA×ボリンジャーバンド)も、基本ルールを守って使えば、勝てる形がかなり見えてきます。
- トレンド判断は200EMA
- タイミング判断はボリンジャーバンド
- 補足にローソク足の形状や他の根拠を組み合わせる
たったこれだけで、環境認識・押し目/戻り売り・利確ラインまで一通り揃います。
もちろん、完璧な手法なんて無かったり、うまくいかない場面もあると思います。
ですが、「よくある失敗」と「その対処法」を押さえておけば、少なくとも“変な負け方”は激減するはずです。
いまFXが難しく感じている人ほど、まずはこの「200EMA×ボリバン」だけに絞ってトレードしてみてください!
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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の投資行動を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。